アメリカ国内で食品安全検査機関向けの「Solus社製病原菌検査システム」を販売開始しました

東朋テクノロジーグループのアメリカ現地法人「Toho Technology Inc.」がアメリカ国内で食品安全検査会社(ラボ)向けに英国のSolus Scientific社製の「病原菌検査システム」(以下「Solus system」と表示)の販売を10月4日(水)より開始することを発表しました。


食品安全検査を行う検査会社(ラボ)を対象とした「Solus system」はサルモネラ、リステリア、およびO157などの各病原体を検出するための高度に効率化された検査方法です。「Slous System」は大量の検体の検査を自動で実施できるため、検査会社の人手・コストを節約することで検査の一層の効率化が可能となり、食品安全検査会社に利益をもたらします。


そのシステムの病原体検出の基礎となるのが「ELISA(エライザ)法」と呼ばれる酵素結合免疫吸着検定法をベースとしたSolus社の独自の免疫検査法です。「Solus system」は手動タイプとフルオートタイプ(オートタイプの製品名:Solus DS2自動ELISA検査装置)の2種類で利用でき、オートタイプは自己完結型検査装置で、1回の検査で192検体を処理することができ、投入から結果まで簡単に画面上で操作することができます。


”CERTUS™“(当社アメリカ現地法人の食品安全検査システムのブランド名)は先日、中小の食品加工工場内での病原菌検査を可能とする、バイオ封じ込め対策がほどこされた独自の検査システム「CERTUS System」を来春販売開始することを発表しました。

「CERTUS System」にはSolus Scientific社と共同で開発したキーテクノロジーが含まれており、食品加工会社が直接、かつ低価格で迅速に環境中のリステリア菌を検出することができる検出方法を提供していく予定です。


その「CERTUS System」と今回販売を開始した「Solus System」は同じ食品安全検査市場向けの検査システムですがターゲットとする対象が異なります。すなわち「CERTUS System」は中小の食品加工業者をターゲットとしており、また「Solus System」は食品安全検査会社(ラボ)向けの検査システムとなっています。従って、この二つの検査システムは互いに補完しあう関係にあり、双方を取り扱うことで相乗効果が期待できます。


今回の「Solus System」の販売開始により”CERTUS™“とSolus Scientfic社との協力関係はより強固なものとなり、食品安全業界に新しいイノベーションの風を吹き込んでいくものと期待されています。



<ナスダックに掲載された記事(英文)>


<ソーラスとは>


<サータスとは>