イスラエル企業との業務提携を開始

東朋テクノロジーは、これまで液晶/半導体検査装置や、設備故障予兆診断システム、食品安全装置などにおいて、アメリカ発の先端技術を取り入れ、東朋テクノロジーがエンジニアリングし、日本/アジアはじめグローバル市場へ投入する新事業開発を、戦略のひとつとして展開してきた。

これらの知見/エンジニアリング能力をさらに活かすため、当社は、スタートアップエコシステムの隆盛が著しいイスラエルの技術導入を見据え、技術探索を昨年より開始した。その結果、このたび、堅牢性の高い産業用無線を開発しているイスラエルのスタートアップ企業「CoreTigo」社とパートナーシップ契約※を締結し、日本およびアジア市場での同社無線をコアとした製品の開発/営業活動を行うことを発表した。 ※「協業契約(Collaboration Agreement)」

提携を発表したCoreTigo社は、世界初の「無線IO-Link」を開発した企業である。センサネットワークの1つであるIO-Linkを、世界ではじめて無線化に成功している。 同社の無線の特徴はIO-Linkの無線化にとどまらず

 ・堅牢性(エラー率が10億分の1)
 ・低遅延性(5msec)
 ・センサの予兆診断機能
などにある。

これまで、産業用の無線は、途切れても致命的でない通信など、用途が非常に限られてきた。東朋テクノロジーは、CoreTigo社の無線をコアとした堅牢な通信機器を活用し、無線による制御通信/センシングのシステム構築を目指している。実現すれば、配線コストや断線リスクを劇的に低減できるソリューションとなる。

具体的用途としては

 ・ロボット先端センサ、アクチュエータの無線化(稼働部で断線しやすい)
 ・生産設備の省配線化(配線工数の低減)
 ・無線センサの開発

を考えている。

現在、東朋テクノロジーは自社での実証実験を開始しており、2019年に営業/市場調査活動を行い、2020年には市場への浸透を狙う。

〈問い合わせ先〉
メール:shiraki@toho-tec.co.jp
電話 :0587-81-3151